ツル越冬地の取り組み

2010年4月 6日 (火)

2009~2010シーズンは飛来ゼロでした

ツルのように首を長くして待っていましたが、今期は残念ながら伊勢豊浜地区へのナベヅル飛来はゼロでしたsweat01sweat01

3月27日には山口県周南市からナベヅル8羽が飛び立ち北帰行(うち1羽は出水から移送の保護ヅル・初めて保護ヅルが野生ヅルといっしょに北帰しましたscissors)

4月1日現在、鹿児島県出水市には約1000羽のツルがまだ残っていますが、近日中には北帰するでしょう。

p.s. 山口県萩市の見島(みしま・萩市の沖、北北西約45kmに浮かぶ島、人口約1000人)に、3月23日~24日ナベヅル6羽飛来しました。成4・幼2。もしかすると、このグループは、石川県内を移動・岐阜県に一時飛来した6羽かも。もしそうなら、越冬地分散につながる行動だといいですね。

というわけでsweat01sweat01

伊勢豊浜ナベヅルを守る会の発足2期目はツル無しという結果になりましたが、来期飛来に向けてコツコツと越冬環境を守っていこうと思います。

今年は愛知県でCOP10が開催されます。生態系保全の機運が高まることを期待しましょう。いえ、生態系保全の取り組みを実践しましょう。

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2009年12月22日 (火)

伊勢豊浜ナベヅルを守る会 発足1周年

ツル無しのまま2009年12月21日、伊勢豊浜ナベヅルを守る会は発足1周年を迎えましたflair

「来たか?」「まだか?」と誰~も言いません。ツル待ちのおっちゃんおばちゃんたちは少~しスネてます(苦笑)

が・・・・・・ひとりひとりは・・・・・・

二番穂をそのままにしてツルがいつ来てもいいように待っている人、畑仕事の手を休めて空をぐるりと見渡す人、ツルおらんかとよそ見をしつつ農道を車で走りガードレールにツッコミそうになる人(それはわたしです)、みんなツル来い来いと心待ちにしています。

余談ですが、、、

豊浜にチョウゲンボウが居ついています。畑でネズミを捕ってはお気に入りの電柱のてっぺんでお食事しています。

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2009年11月12日 (木)

銃禁標識、設置されました

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特定猟具使用禁止区域(銃)

銃を使う猟を禁止している区域ですということを示す標識です。

豊浜地区内の各所とその周辺、新しく銃禁区域になったエリアにこの標識が設置されました。

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2009年11月10日 (火)

出水の万羽鶴

鹿児島県出水市から、出水市公式サイトを当ブログのリンク集に加える許可をいただきました。

ありがとうございました。

出水市では、ツル第1回羽数調査が11月7日(土)に実施され、

9998羽を数え、万羽鶴目前となりました。

それから2日経ち、おそらくもう万羽鶴に達したことでしょう。

ライブカメラから出水市のツルの状況を見ることができます。
http://www.city.izumi.kagoshima.jp/izumi_crane/05livecamera/livecamera01.asp

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2009年11月 7日 (土)

銃猟禁止区域になりました

伊勢豊浜地区の一部は昨年まで銃を使う猟が可能でした。

もとより、のどかな農業地帯・河口海岸地帯であり、農作業をする人や釣り人、散策をする人なども多く、銃を使う猟の危険性がたびたび言われていました。

昨年、キジ撃ちハンターの発砲によりナベヅルを飛去させてしまったことを受け、今年春、伊勢豊浜ナベヅルを守る会は豊浜地区全域および周辺を銃猟禁止区域とすることを三重県に要望しました。

このたび、三重県・伊勢市・近隣農漁業団体のご協力により、「伊勢市豊浜・宮川流域特定猟具使用禁止区域(銃)」として1419ヘクタールが銃猟禁止区域として制定されました(平成21年11月1日から20年間)。

隣接する「伊勢市有滝町・村松町特定猟具使用禁止区域(銃)・140ヘクタール」とつなぐと計1559ヘクタールになり、三重県下有数の広大な銃猟禁止区域となりました。

ご尽力くださった関係各位に厚くお礼申し上げます。

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2009年11月 2日 (月)

少し心配。。。

今年、伊勢周辺は二番穂が少ないそうです。

梅雨明けが遅れて日照不足で不作だった影響と、10月の台風18号による暴風の影響。

台風18号は伊勢のすぐ近くをかすめて通過しました。

暴風はものすごく、豊浜近隣でもビニールハウスが倒壊したり農作物に被害が出たりしました。

二番穂以外にも、植物の根や昆虫類、河口に降りれば貝や甲殻類、ツルの食べ物になるものはいろいろあるけれど、二番穂が少ないということが越冬をどう左右するか心配です。

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2009年10月 3日 (土)

あと一ヶ月半ほどで・・・

久々のブログ更新です。

あと一ヶ月半ほどで・・・ナベヅルたちが来ます。

夏の間はツル・オフモードでしたが、そろそろオンモードに切り替えなきゃ。

伊勢・豊浜の水田地帯は稲刈りもすっかり終わり、畑では冬野菜の準備が始まっています。

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写真は、8月29日に行われた伊勢稲作学校の稲刈りの光景です。

伊勢稲作学校は、市民が参加して田植え~除草などの手入れ~稲刈り~収穫祭を体験するものです。

2009年は手植えによる田植えをして、無農薬で稲を育て、稲刈りも一部は鎌を使う手刈り(写真参照)でお米を収穫しました。

稲刈りをしているとカエルやバッタがピョンピョン出てきます。用水路の泥のなかにはアメリカザリガニが隠れています。

こういう生き物がツルたちのごちそうになるんだなと実感した稲刈り体験でした。

Karitoriato090829

稲刈り後の株。

このまま放置しておくと二番穂が伸びて再びお米ができます。

それが越冬するツルたちの基本食になります。

今年は何羽来てくれるでしょうか。

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2009年1月12日 (月)

おかえり!!

伊勢市豊浜地区に11羽群が戻ってきました。
(2009/1/12朝、確認)
愛知県田原市には4日間滞在したことになります(2009/1/8~1/11)。
1~2時間で飛んでいける距離なので、今後もしかしたら伊勢市と田原市の間を行き来しながら北帰行までの日を過ごすかもしれません。
両地区で協力しあって静かに越冬を見守りたいと思います。
観察記録などの情報交換をしたいので、田原市でナベヅル観察をされた方はぜひメールをください。
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2009年1月11日 (日)

写真提供のお願いと撮影時の注意

まだよくわかっていない日本国内でのナベヅルの移動経路や行動範囲を探るため、個体識別による調査を実施しています。
2008年12月1日~21日まで伊勢市にいたナベヅル11羽群のなかに、額(ひたい)の黒部分に一部白い部分があるナベヅルがいました。
2009年1月8日愛知県田原市で確認されたナベヅル11羽群のなかにその個体がいるかどうか、写真撮影した方がいらっしゃいましたら、画像の提供をぜひお願いします。
turuisetoyohama@yahoo.co.jp まで画像を添付して送信してください。
・メール件名 「頭に白」 ・お名前(ハンドルネーム可) ・撮影日時 ・撮影場所 の明記をメール本文にお願いします。

※画像は、ナベヅル保護のための活動をしている各地域の方々との情報交換に利用させていただきます。
そして改めて、写真撮影時の注意についてお願いです。

野鳥の写真撮影や観察をするときのマナーに関しては多くの方に理解があり、「近づきすぎない・騒がない」を守っています。
が、なかには、警戒心を抱かせて飛び立たせてしまうくらいの距離に近づく人がいるのが現状です。
伊勢市にナベヅル11羽群がいたときも、日に何人かがマナーを越えた行動をしていました。

日本に渡ってくるナベヅルのほとんどが鹿児島県出水市で越冬し、それ以外の地域での越冬が定着しない原因はそこにあるのかもしれません。
ツルがきた、珍しい、見たい、写真を撮りたい・・・その気持ちが、ナベヅルの警戒距離内につい立ち入ってしまう要因になっています。

ナベヅルの日本への飛来時期は狩猟解禁日(11月15日が基準)の前後となることが多く、ナベヅルが越冬地を定めようとする時期はハンターや猟犬がナベヅルの行動エリアに近づく時期です。
ハンターや猟犬がナベヅルにとって脅威であるのは事実ですが、もうひとつの脅威としてナベヅル・ウォッチングやマスコミ取材や野鳥写真マニアによる人的圧迫がより直接的にナベヅルを脅かしていると指摘する意見があります。

このブログを始めた当初、「ナベヅルは恐がりです」の記事(2008/12/12)のなかに「見張り役がじっとこちらを見つめているときは近づきすぎているときです」と書きました。
鹿児島県出水市での調査研究では、250m以内に人が接近すると警戒を始めるというデータがあるそうです。
250m以内には近づかないという数字的な注意とともに、じっとこちらを見て警戒していないかどうかの感覚的な注意にもぜひ配慮し、観察や写真撮影をしてほしいと思います。
個体識別のための写真提供のお願いをしていますが、けして無理な撮影はしないでください。
個体識別による移動経路調査も大切なことですが、それよりもナベヅルが安心してそこにいられるように願うことのほうがもっと大切です。
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2009年1月 8日 (木)

元旦、四国には9羽のみ

「平成21年(2009年)元旦四国ツル・コウノトリ一斉調査」の結果が発表されました。

四国内の29市町の調査で、ナベヅルは高知県四万十市の9羽のみ(成鳥5羽・幼鳥4羽)でした。

くわしい調査結果は、リンク集にある「生態系トラスト協会」で。

今季、多いときは四国に60羽近くのナベヅルが飛来していたのに、定着しているのは9羽のみ・・・。

みんなどこへ行っちゃったんでしょう。

出水へ行ったのでしょうか。

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